ESSAY

小泉進次郎は10年後の総理大臣となれるか?

政治がどうなっているのか、あまり興味がない。

 

人並みにニュースをかいつまんでは、

「へー、こうなってんだー」

というぐらいの情報は得ているけども、

特定の党や人にコミットする気が、小指の爪先ほどわいてこない。

政治について、こんな記事を書いているぐらいだし。

 

そんなわたしでも、大物政治家とされる人たちの動向は気になる。

なかでも、小泉進次郎氏は人一倍目を引く。

 

彼を「大物」と呼ぶのはいかがなものか、という人もいるだろうけど、

人気度や知名度からしたら、たぶんダントツだろう。

 

そして、ほぼ間違いなく、

「将来の総理大臣」

となってしまう人物だ。

 

そんな進次郎氏について、すこし考えてみましょう。

他を凌駕する、政治エリートとして

彼の経歴をざっと振り返ると、こんな感じ。

1981年、神奈川県横須賀市生まれ

父は元総理の小泉純一郎

兄は俳優でタレントの小泉孝太郎

小学校~大学まで関東学院に通い、

米コロンビア大学大学院で政治学の修士号を取得

父・純一郎の秘書を務めたのち、

2009年、神奈川11区から出馬し初当選

大臣政務官、自民党青年局長などを経て、

現在、自民党筆頭副幹事長。

参考・小泉進次郎公式オフィシャルサイト

まー、見事な政治エリートですな。

 

もちろん、似たようなキャリアの政治家は他にもいる。

 

「うちの爺さん(父さん)、総理大臣だったんだぜ!」

という総理経験者も結構いる。

最近の例をざっと挙げても、こんな感じ。

 

・安倍晋三(祖父・岸信介、大叔父・佐藤栄作)

・麻生太郎(祖父・吉田茂)

・鳩山由紀夫(祖父・鳩山一郎)

・福田康夫(父・福田赳夫)……

 

というか、ほとんどの有力政治家の近親には、なんらかの形で政治家がいるんですよね。

まったくの叩き上げで総理になったのって、平成になってからは、

野田佳彦と村山富市ぐらいじゃないかな。

 

それで進次郎氏だけど、

「彼にあって、他にはないもの」

とはなんだろう?

 

それは、

「父親(純一郎)」

「若さ」

「ルックス」

の3つじゃないかな。

 

それはつまり、有力政治家になるための「属性」みたいなのが、

完璧なまでにそろっているのを意味するのだ。

政治家はキャラが立ってなんぼ-アメリカ大統領選挙から見る

2016年のアメリカ大統領選挙を見ても分かるように、

ドナルド・トランプがヒラリー・クリントンに勝ったのは、

彼の過激なパフォーマンスゆえだ。

 

そして日を追う事に、メディアも彼の「キャラ」を作り上げていった。

ヒラリーが持つ、「初の女性大統領」や「夫婦そろって大統領」なる武器では、もはや力不足。

それと、ヒラリーが数十年も政治の舞台にいることに、国民は飽きてしまっていた。

 

「よくわかんないし、ヤバいこと言ってるけど、ためしにトランプにしてみるか。ヒラリーはもう見飽きた」

というのが、大半のアメリカ国民の心情だったのだろう。

 

それが投票に現れた。

仮にわたしがアメリカ国民だったら、たぶんそうしてしまったかも。

 

 

政治家はキャラが立ってこそ、生きていける。

その意味で、アイドルやタレントと同じだ。

 

進次郎氏は、他の政治家たちが何十年もかけて確立する、

「キャラ」

を、十年近くでゲットしてしまった。

 

いや、初当選した時点で、それはすでにあったものかもしれない。

 

キャリア組の警察官僚が警部補からスタートして昇進が早いように、

進次郎氏も数段飛びで、警視総監(総理大臣)への道をたどるのだろう。

父より、ジョン・F・ケネディの影を追っている?

進次郎氏の尊敬する人物は、「ジョン・F・ケネディ」だという。

 

JFKが大統領になったのは、43歳のこと。

これはアメリカ史上最年少の大統領だった(選挙においては)。

若くて凛々しい大統領の誕生に、国中は歓喜し、大きな期待を寄せ、

JFKもまた、それに答えていった。

 

そんな面からみても、進次郎氏もケネディとおなじく、

「最年少宰相の座」

を確実にねらっているはずだ。

 

ちなみに、今のところ総理大臣の最年少記録は、

戦後では、安倍晋三首相の53歳

戦前では、伊藤博文の44歳

となっている。

 

 

進次郎氏が最年少記録を狙うとしたら、ケネディの大統領就任年齢にならい、

「43歳~53歳の間」

と考えられる。

 

今(2017年)から7年後の話だ。

あっという間に来ちゃいますね。

 

そんな意味で進次郎氏は、お父さんの背中よりも、JFKの影を追っているようにみえる。

 

演説なんかを見るかぎり、話し方も内容も、かなり違う。

純ちゃんの持ち味だったあの「変人ギャグ」は、まあやらないだろう

(人をつかむ話術は、お父さんゆずりだけどね)。

 

あと、「やっぱ人は見かけなんだよなあ」と思わずにいられない。

周知のとおり、俳優にいてもおかしくないお顔立ち……つまりイケメンである。

まあそもそも、兄ちゃんは俳優だし、父ちゃんも若い頃は昭和の銀幕スターって感じだしね。

 

なので街頭演説では、まるで芸能人がやってきたがごとく、人であふているそうな。

 

特におばさま方はご熱心で、黄色い歓声を上げては写真をパシャパシャ撮り、SNS上で、

「アタシ、進次郎と会ったわよ!」

なんて興奮気味に自慢しまくっているのだとか。

(「見た」であって、「会った」ではないだろ……という野暮なツッコミはこの際なしで)

 

ここまで民衆の心をワシづかみにして演説している政治家って、

父・純一郎と往年の田中角栄ぐらいじゃないですかね。

 

角栄みたいな落語調と、純ちゃんの変人ギャグを混ぜれば、

さらに拍手喝采となりそうだなあ、とたまに思う。

 

……ま、それは彼には必要ないものなのかな。

まとめ・小泉進次郎とは・・・

以上の前提で、わたしの進次郎氏に対する解釈を述べると、

 

小泉進次郎=JFK×純一郎×角栄

 

と、なる。

 

……まあその〜、あれですね、化け物ができあがるな、良くも悪くも。

 

 

氏に対してひとつ気になるのは、

彼が「政治思想」なるものを、積極的に表にしていない点だ(わたしが知る限り)。

 

たぶん、

「まだ若いから、あえて言わない。変に叫ぶと角が立つ」

という戦略を取っているからだろう。

賢い判断ですね。

「だから今は、基盤固めからだ!」

これもスマート。

 

 

しかし、何事もフタを開けてみないと分からないもの。

 

特に「民主制」というのはそうだ。

神棚に上げた壺を開けてみると、悪魔が出てくる可能性もある。

 

進次郎氏は、政治家をやっている以上、「公人」だ。

それも、国家を動かせるほどの。

 

だからわたし達は、そんな公人の表面だけでなく、中身(本質)を見極める必要があるのだ……

 

……のだけども、さて、どこまでできるでしょうかねー、わたし達に!

 

おまけ

2017年の衆議院選で着こなしていた同じメーカーのスカジャン

進次郎氏と同タイプのやつは、売り切れ続出だとか。

テーラー東洋」という老舗ブランドのメーカー品らしく、結構なお値段。

でも、カッコイイですね。

 

 

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